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ROCK IN JAPAN FESTIVAL2日目。空は雲ひとつない大快晴! そんな最高のフェス日和となった本日の華々しいトップを飾るのは、その名も【魔法少女になり隊】。まず、この名前を見ただけでも「何か違う」と思わされる。バンドではなく「解りやすく言うとクリエーターの集まり」と自称する男女ドラムレス5人組ユニットの彼ら。このROCK IN JAPAN FESTIVALの大舞台に、どんな魔法をかけてくるのか?

  そんな期待を抱いていると、初っ端から真っ白いシャツに身を包んだVJ-gari(VJ)がひとりテンションフルで飛び跳ねながらステージに登場。そのハイテンションで奇抜な動きに度肝を抜かれていると、火寺バジル(Vocal)、ウイ・ビトン(Guitar)、明治さん(Guitar)、あだるとゆうくん(Bass)が同じくテンション高めで登場。この5人、一体これから何をしでかすのか?と思った矢先、爆音で鳴り出した“Call me from hell”のクラブミュージック! その音楽に合わせて火寺とgariが腰をくねらせながらジュリアナを彷彿とさせるダンスを始めると、続いて放たれたのはRPGゲームで流れていそうな電子音に導かれた“冒険の書1”。そんな誰もが一度は聴いたことがあるようなメロディーラインの上に、アニメの世界から飛び出してきたかのような火寺のハイでキュートな歌声、そしてgariの電子音が絡みあう。ドラムレスとはいえ、あだるとゆうくんの弾くベースが基盤となり、ウイと明治さんのツインギターがしっかりと鳴っている。前方の2人が好きに暴れる分、後ろの楽器隊が重鎮しているので絶妙なバランスを保っていた。そして間髪なしにポップチューン“first star”、ラストにはユーロ調の“RE-BI-TE-TO”を投下し、その音楽性の幅広さにも感服した。

  ダンスに、ポップに、ユーロに、魔法。まるでひとつのフェスを体感したかのような、めまぐるしいライヴアクトだった。これだから、フェスは面白い。(峯岸利恵)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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