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2003年から連続出演を続け、もはやROCK IN JAPAN FESTIVALに欠かせない存在と言えるダイノジ。その長い歴史を物語るような過去の出演写真がステージ後方のビジョンに映し出される中、まずはDJの大谷ノブ彦が登場。映画『キッズ・リターン』のテーマ曲に乗って揃いのブラックスーツを着た大地洋輔&ダンサー陣が飛び出してくると、BUZZ STAGEは大きな拍手喝采に包まれる。そして岡村靖幸w小出祐介の“愛はおしゃれじゃない”から疾風怒濤のダンス天国へ! ワン・ダイレクション“Live While We’re Young”、マイケル・ジャクソン&ジャスティン・ティンバーレイク“Love Never Felt So Good”、ロビー・ウィリアムズ“Candy”などUK/USポップの名曲を乱れ打ち、フロアをヒートアップさせていく。その後のハナレグミ“オアシス”、tofubeats“ディスコの神様”などの邦楽リレーでは、大合唱が轟く巨大な一体感を創出。ジャンルも時代も洋邦も問わず、音楽への幅広い造詣と巧みなセンスを感じさせる選曲でフロアをアゲ倒していく大谷ノブ彦の華麗なDJセットは、今年も序盤から絶好調である。

「世界各国の音楽をかけていくぜー!」と激しいサンバのリズムが鳴り響いた後は、お馴染みの虎のトレーナーに着替えた大谷&大地が登場。ダフト・パンク“One More Time”で大ジャンプを導いたと思いきや、ここぞとばかりにお得意のマッチこと近藤真彦の物真似を披露して、オーディエンスの爆笑を誘う大地である。そこからandymori“愛してやまない音楽を”、アークティック・モンキーズ“Dancing Shoes”など洋邦ギター・ロック数珠つなぎゾーンへと雪崩れ込むと、そんな大地によるエア・ギター・プレイが炸裂! フロア一面の「ヨッサホイホイ!」コールに沸いたフラワーカンパニーズ“真冬の盆踊り”、天井を突き破らんばかりの絶叫が轟いたGOING STEADY“アホンダラ行進曲”、震災復興の願いを込めて岩手県で開催した自身の企画イベント「ジャイアントナイト」の映像をバックに映し出してのTHE BLUE HEARTS“TRAIN-TRAIN”……と熱いロック・チューンを連発してフロアを燃え上がらせると、ラストはニルヴァーナ“Smells Like Teen Spirit”、オアシス“Don't Look Back In Anger”というロックシーンに燦然と輝く名曲をダメ押しし、ハイジャンプとシンガロング入り乱れる壮大なクライマックスをブチ上げてしまった。そして最後は「イチ、ニィ、サン、ダァーーー!」からの一本締めで大団円。今年もバラエティ豊かな選曲とアクロバティックなパフォーマンスで、笑いと興奮のステージをノンストップで完走したダイノジであった。(齋藤美穂)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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