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WING TENTに最後の華を添えるのはWiennersだ。玉屋2060%(Vo/Gt)は開口一番「ロッキンジャパン! 一緒に行こうぜ! WING TENTのトリ!」と言い放つ。その興奮状態がこちらにもビンビン伝わってきた。そんなテンションのまま、“Cult pop suicide”からバンドは大暴れ。∴560∵(Ba/cho)、玉屋、MAX(Vo/Key/sampler)のフロント3人は歌にコーラスに大活躍。また、あちこちに跳ね回る縦横無尽のサウンドは強烈無比だ。そして「皆さん、今日はお疲れさまでした」と玉屋が優しく声をかけると、4人は“シャングリラ”をプレイする。和メロを配したユニークな曲調に呼応しながら観客は両手を横に振り、ノリノリで騒ぎ出すのだ。果たしてどこにそれだけの余力を残していたのか。不思議になるくらいの盛り上がりであった。

またMCで玉屋が「音楽の訳わからない高揚感が好きで……このまま月までぶっ飛ばせ!」と言っていたが、この発言はそのまんまWiennersのサウンドに当てはまるのではないか。パーカッション・パートを導入しためくるめく曲展開で聴かせる“Justice4”、明暗の起伏激しいパーティー・チューン“VIDEO GIRL”、オモチャ箱をひっくり返したような激越ミクスチャー“十五夜サテライト”といい、破天荒かつ無軌道なアプローチに震えが止まらない。最高じゃないか。“蒼天ディライト”でフィニッシュをキメると、すぐにアンコールを求める歓声が鳴り響く。「ロッキンジャパン初登場にしてトリで・・・出れるまで来ねえと思ってたから」と∴560∵が言うと、「俺も」(玉屋)、「私も」(MAX)と続いた。そして「ラスト2分、気を付けて帰ってください!」と玉屋が挨拶をした後に、最後を締めくくったのは”Idol”。ここからまたオープニングが始まるんじゃないかと思うほどの超絶テンションを叩き付け、彼らはステージを後にした。(荒金良介)




この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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