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時刻は午後2時——引き続き強烈な日差しの降りそそぐPARK STAGEに、「どーも、group_inouです。はじめます!」(imai)と挨拶も手短に、大地を揺るがすような重低音が響きわたる。脊髄反射的にオーディエンスは身体を揺らし、続けざまの“MYSTERY”でも、cp(MC)は饒舌な身振りを交えて、ラップとも叫びともつかないようなマイクパフォーマンスで熱演する。どこか和の情緒を感じさせる真っさらなニューソングも披露され、冒頭からPARK STAGEを完全掌握。早くもヴォルテージは最高潮だ。

「この前、フィギアとか作ってる友達と幕張メッセのイベント行ってきたんですよ。コスプレしてる人とか、初めて肉眼で見て。すごいインパクトで。まだまだ知らない世界がたくさんありますよ(笑)、みなさん」(imai)とMCではフランクに語りかけ、「そこに触れるお手伝いができれば……」と、おもむろに“QUEST”をドロップ。暴力的と言えるほどのビートとシーケンスの拮抗が未曾有のエクスタシーを生み出し、続く“ハローアンセム(PUPPY MIX)”では、ゲストヴォーカルとしてシモリョー(下村亮介/the chef cooks me)イン・ダ・ハウス! けだるい音像の海をたゆたいながら、シモリョーは流れるようなラップと歌声を響かせ、PARK STAGE一帯を穏やかな多幸感でいっぱいに。過去1度だけしか実現していない、貴重なコラボレーションにフィールドが沸いた。

終盤の“THERAPY”ではおなじみ「イルカくん」の着ぐるみが登場し、愛らしい(そして、どこか不気味!?)なステージングでパーティの熱を高め、「PARK STAGE、飛ぶぜ! group_inou、羽目外し!」(CP)と続く“KNUCKLE”ではオーディエンスもろとも高らかにジャンプ! 最終曲“MAYBE”では、imaiが傍らのスマホで観客をパシャリ。「今の、別に“人集まってますよアピール”で撮ったわけではないんで(笑)。僕の思い出に入れときます!」と笑わせながら、今一度絶頂へと駆け上がってフィニッシュ。脳みそが痺れるような高揚感と快楽性は、group_inouならでは。マジやばかった!(奥村明裕)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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