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実に9年ぶりに帰還した昨年のROCK IN JAPAN FESTIVALから1年。HUSKING BEEが今年もPARK STAGEに夏を届けにやってきた! スモークと土煙が舞う会場には、その勇姿を見ようと早い時間から多くの観客が集まっていた。 そして4人が堂々とステージに登場し、「HUSKING BEE、始めます」の磯部正文(Guitar , Vocal)の声に反応した会場からは一斉に手が挙がる。そこからいきなり叩きこまれた“#4”の爆発力といったらない。観客のステップとジャンプで更に色濃く舞い上がる土埃を音風で吹き飛ばすかのような勢いだ。そして続けて最新7thアルバム『AMU』から“1 Minute”を投下!会場の熱をあっという間にスパークさせていく。さらに「あれ、あれ?みんな、ジャガイモじゃないよね?」という磯部のユニークな前振りからの、“A SMALL POTATO’S MIND”へと続いた。

「今年もROCK IN JAPAN、ハスキンを見に来てくれてありがとう。暑いから、頑張ってね」と観客を気遣うと、真っ青な広い今日の空のような伸びやかさと灼熱の太陽のような激しさが入り混じる“Once So Close”が掻き鳴らされる。そして「みんなの心が太陽なら、僕は月のようになりたい」(磯部)と始まった“THE SUN AND THE MOON”は、エモーショナルの賜だ。振り絞るように歌われる磯部と平林一哉(Guitar , Vocal)の歌声が真っ直ぐに突き抜けていき、岸野一(Bass , Cho)が全身を使って極太ベース音を弾き出すと、その音球を山崎聖之(Drum , Cho)のドラミングが力強く叩き返す。4人が4人とも、全力でライヴを楽しんでいた。

そして「いやしかし、風が吹いていますね。みんなの中から吹いてますね…新しい風を!」から、キラーチューン“新利の風”、さらにラストでどかんと打ち上げられたのは名曲“WALK”! 最初から最後まで手加減なんて一切無し。ツアー後半戦も間近に控えるライヴバンド=HUSKING BEEの本気を魅せつけられた、凄まじいアクトだった。(峯岸利恵)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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