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LAKE STAGEの一番手を飾るのは、なんとROCK IN JAPAN FESTIVAL初登場のKEMURIである。2年前の復活以降、精力的に活動しており、特に今のKEMURIのライヴ・パフォーマンスはすばらしく、絶対に多くの人に観てほしい。
「おはようございます、KEMURIです! みんな元気? KEMURIのライヴでぶっ壊れてください。明日、KEMURIのライヴ観なきゃ良かったと思うくらいに……」と伊藤ふみお(Vo)らしい挨拶をすると、青い空が目一杯に広がったLAKE STAGEにぴったりの“Go!Under the Sunshine!”で始まった。ゆったりした曲調は、時折吹き込んでくる爽やかな風と相まって実に心地いい。アップテンポな“our PMA”を挟み、“Standing in the rain”でモンキーダンスを見せるなど、上機嫌なふみお。大人びたムード漂う“Live Up To Ya Rights”をプレイした後、「16年前にアメリカで40本ほどライヴをして、人種差別に反対するスカのイベントに出たとき、自分がおかしいと思ったことは歌おうと決めた。俺らは同じ地球に住んでいるんだから」と言い、“Heart Beat”を披露する。
軽快なスカのリズムにアガる“Surfer”で再び観客を焚きつけると、「扉を叩くんだよ、扉の前で嘆かないで」と前置きして“Knockin' On The Door”へ。ふみおが頭上でタオルを回すと、観客も同じ動作で応え、LAKE STAGEは一瞬でカラフルなお花畑状態に変貌する。そして、KEMURIと言えばこの曲だろう、“PMA (Positive Mental Attitude)”をここでブッ放つ。観客も一緒に歌い上げ、激しくジャンプし、大熱狂を作り上げた。
しかし、これで終わらない。ふみおが改めてオリジナル・メンバーの霜田裕司(Tb)をゲストに呼んでいることを知らせ、今日の晴れやかなステージを一緒に分かち合っていることをさりげなく伝えた後、日本語詞が胸に突き刺さる“Ato-Ichinen”で爆発的な盛り上がりを記録する。そして「今も写真の中で微笑んでいる、大切な友達に向けて」という言葉で始まった“Mr. SMILING”で観客から飛びっきりの笑顔を引き出し、KEMURI初のROCK IN JAPAN FESTIVALのステージは終わった。(荒金良介)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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