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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014もいよいよ終幕の時が近づいてきた。熱気に満ちたLAKE STAGEの4日間を締め括るのはBIGMAMA! 「ウェルカム・トゥ・ROCK IN JAPAN、LAKE STAGE! みなさん準備はいいですか? もうすぐROCK IN JAPANが終わっちゃうよ!」という金井政人(Vocal and Guitar.)の叫びが満場のオーディエンスの情熱に一斉点火したところで、「これからみなさんを、ロックのシンセカイへご案内します!」の宣誓から“荒狂曲"シンセカイ"”炸裂! ドヴォルザーク『交響曲第9番"新世界より"』の旋律と妖しく激しく絡み合いながら、狂騒の頂上へと一気に駆け上がっていくようなスリリングなバンド・アンサンブルに、そして金井の熱量あふれまくりな絶唱に、LAKE STAGEはリミッター外れた熱狂天国へと突入! 「次は、このステージにぴったりの曲を用意してきました!」と続けざまに流れ込んだのは、チャイコフスキー『白鳥の湖』をテーマとした“Swan Song”! ロック×クラシックの「融合」を越えた奇跡の名曲を満載したコンセプト・アルバム『Roclassick』『Roclassick2』から次々に楽曲を畳み掛けて、この湖畔の舞台を揺らしていくBIGMAMA。東出真緒(Violin.)の奏でるヴァイオリンのクラシカルな調べと、金井政人/柿沼広也(Guitar and Vocal.)/リアド偉武(Drums.)/安井英人(Bass.)のダイナミックなサウンドが、「バンド+ストリングス」と因数分解できない唯一無二の音のタペストリーを編み上げながら、無上の音楽空間を生み出していく。「もっと高く! もっと高くジャンプしよう!」の金井のコールに応えて、LAKE STAGEがハイジャンプにでっかく揺れる!
さらに「いくぞ、ひたちなか!」と“alongside”の晴れやかなメロディを響かせた後、ベートーヴェン『交響曲第9番「歓喜の歌」』をフィーチャーした“No.9”では金井がハンドマイクで舞台狭しと飛び跳ねながら、ひたちなかの夜空を目映いばかりの高揚感とシンガロングで埋め尽くしてみせる。“Mr. & Mrs. Balloon”の爽快な疾走感とともに巻き起こった、あたり一面の大合唱が、4日間の祝祭の終わりをどこまでも熱い多幸感で満たしていく。熱気あふれるオーディエンスの表情を見回して「1年間、この景色を見るために頑張ってきた気がする!」と語りかける金井の言葉が、観客のハートをさらに激しく震わせ、「いけんのかひたちなか!」の絶叫に割れんばかりの大歓声が轟く! “#DIV/0!”の切実な詞世界が壮大なスケール感をもって鳴り渡り、“秘密”の麗しくもエモーショナルな歌とサウンドが、圧巻の爆発力をもってLAKE STAGEを震わせていく。「ひとり残らずいい夢見ようぜ!」というコールとともに広がったラスト・ナンバーは、最新シングル曲“Sweet Dreams”。荘厳さすら漂う気高いメロディに、観客の歌声が重なって、最高のハーモニーが生まれて……金井の「愛してるぜひたちなか!」の声を残して本編終了。

アンコールを求めて湧き起こる“until the blouse is buttoned up”の合唱に応えて、再び5人がオン・ステージ! アコギをかき鳴らし「最高の時間をありがとう! BIGMAMAでした!」と万感の想いを伝える金井、“until the blouse is buttoned up”の高純度なサウンドスケープの中で「みんな、何でもいいからタオル掲げてください!」「いちばんでかい声聴かしてください!」と満場のオーディエンスとともに至福の光景を描き出していった。最高のフィナーレをありがとう、BIGMAMA!(高橋智樹)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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