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GRASS STAGE 17:10
生きるための遺書と、再会の約束
昨年、10年越しの思いを乗せてこのGRASS STAGEに立ったUVERworld。姿を見せた真太郎(DRUMS)の暴れ太鼓ソロを誠果(SAX/MANIPULATOR)がクラップで煽り立て、彰(GUITAR/PROGRAMMING)、克哉(GUITAR)、信人(BASS)が加わると雷鳴のようなリフを轟かせる。そしてTAKUYA∞(VOCAL/PROGRAMMING)の口笛フレーズが一発。そう、“7th Trigger”の鮮烈な立ち上がりだ。
「今日は、特にやべえアーティストが集まってる日だってよオイ!! 簡単に負けが認められるわけねえだろうがー!!」と真っ向から負けん気をほとばしらせ、むしろ嬉しそうでさえあるTAKUYA∞。ギラッギラのグルーヴで幻想を踏み越えてゆく“ナノ・セカンド”の後には、“Collide”でフィールド一面を波打たせる。「俺は今日の1番獲りに来てんだよ! そうでなきゃこのROCK IN JAPANに失礼だろう!? 出れなかったアーティスト山盛りいんのに、失礼だろう!?」と“PRAYING RUN”を放ち、さらに“在るべき形”での信人は、アップライトベースで太いスウィング感を持ち込んでいた。
“NO.1”“零HERE”から“IMPACT”という鉄板のリレーでは、叫びともつかない歌声を巻き起こしてしまう。本気で生きるために遺書を書いたというTAKUYA∞は、また成長して、いつかこの大切な場所に戻ってくることを約束した。全身全霊のステージを締め括るのは「始まりの合唱」“Ø choir”。昨年が喜びを渾身の力で伝えるステージだったとするなら、今回は喜びをひとり余さず分かち合うためのステージである。本当に凄いバンドだ。UVERworldは。(小池宏和)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
“NO.1”“零HERE”から“IMPACT”という鉄板のリレーでは、叫びともつかない歌声を巻き起こしてしまう。本気で生きるために遺書を書いたというTAKUYA∞は、また成長して、いつかこの大切な場所に戻ってくることを約束した。全身全霊のステージを締め括るのは「始まりの合唱」“Ø choir”。昨年が喜びを渾身の力で伝えるステージだったとするなら、今回は喜びをひとり余さず分かち合うためのステージである。本当に凄いバンドだ。UVERworldは。(小池宏和)
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