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HILLSIDE STAGE 17:30
ポーカーフェイスに静かな気迫が灯る渾身のアクト
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016、2日目のHILLSIDE STAGEのトリを飾るのは20歳のシンガーソングライター、新山詩織だ。白いワンピース姿で登場した彼女はどこか儚さを感じさせる佇まいで、ひんやりとした不思議なオーラをまとっている。今流行の「ギタ―女子」というカテゴライズにくくるのがためらわれるような特異な存在感だ。
ハンズクラップが起き、まずはアップチューン“Everybody say yeah”でライブがスタート。大きく力強いギターストロークは彼女の意志の強さを表しているようだ。続いてこれもアップテンポなロック調の楽曲“Dear friend”で会場を盛り上げる。そして間髪入れずに始まったのは10代のころに書かれた楽曲“絶対”。ティーンならではの迷いが感じられる歌詞は誰もが胸に刺さるものがあると思う。1曲通してポーカーフェイスで歌いきったが、その瞳には静かに燃える炎が灯っているのがここからでも覗える。印象的なピアノのリフレインで始まったのはデビュー曲“ゆれるユレル”。 不安定な感情のせいで動き出せないでいる焦燥感が痛いほど伝わってくるナンバーになっている。ギターをかき鳴らして歌いきり、最後には少し笑顔を見せた。
洗練されたギターのアルペジオの音色が印象的な“恋の中”を披露したのち、「今日は本当にありがとうございました」と最後の曲“あたしはあたしのままで”を真っ直ぐ前を向いて歌う。彼女の持つ「みずみずしい感性」と「絶対に曲げられない芯」をビリビリと肌で感じるような、静かな気迫あるステージだった。その後、アンコールに応えて再びステージに上がると“Don’t Cry”を披露。最後は笑顔でギターを客席に向かってかかげ、深々と何度もお辞儀をしてステージを降りていった。(渡辺満理奈)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。