1月の新春ライブ＠中野サンプラザは10人編成MB'sが恒例だし、4月～6月のツアーはYO-KINGと桜井秀俊弾き語り対バンだったので、ドラム伊藤大地＆ベース岡部晴彦と4人でライブやるの、今年初では？ 調べました。2回ありました、6月19日大阪城野外音楽堂「O.Y.Z NO YAON」と6月21日EX THEATER ROPPONGIのKEMURIのイベント。いずれにせよ、今年はまだなかなかレア。
『GOOD TIMES』収録の“サティスファクション”でスタート。《オレは満足してる　オレは大満足／不満はダサイ　オレは今のままで満足》という、当時びっくりしたが今聴いてもびっくりする「こんなのあり!?」な名リリックがフィールドに放たれる。続いては『GREAT ADVENTURE』から“ふっきれてる”。どちらの曲もホーンあり鍵盤ありで発表されたものだが、この編成でプレイしてもすさまじくファンキー。

しばし『ポケモンGO』の話で盛り上がってから（桜井だけやってないそうです）“消えない絵”を軽やかに聴かせ、一転して“マイ　リズム”をずっしりと響かせる。
ちょっとMCをはさんで“どか～ん”に突入、続いて“ENDLESS SUMMER NUDE”とヒット曲を連打。オーディエンス狂喜、左右にでっかく腕を振る振る。本編シメは『KING OF ROCK』からのどファンキーなミクスチャー・チューン“愛”。
アンコールはロックンロール・アレンジの“空にまいあがれ”で、多幸感に満ちたシンガロングが広がり、終了。《僕は僕を続けるよ明日からも》なんてフレーズをこんなに肯定的に届けてくれるの、20年前も今も真心ブラザーズだけだ。（兵庫慎司）

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この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です！ 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。