全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

LAKE STAGE 17:30

夕景が燃え上がるキュウソ熱狂劇場

陽が傾き始めた超満員のLAKE STAGEが待ち受けるのは、フェスシーン屈指の熱狂請負人バンド=キュウソネコカミ! “ウィーワーインディーズバンド!!”から息つく間もなく“ビビった”に雪崩れ込んで、あたり一面ジャンプ&シンガロング大会へと叩き込むのはさすがだ。
ヨコタ シンノスケ(Key/Vo)のシンセサウンドが観る者の理性のタガを外したところで、“ファントムヴァイブレーション”で「幻の着信を気にするコミュ障」の悲哀を極彩色に歌い上げるヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)の熱唱が、満場のLAKE STAGEを狂騒の異次元へと連れ去っていく。

さらに、8月3日にリリースされたばかりの最新シングル曲“サギグラファー”で湖畔の風景が激震! シニカル過積載な詞世界×ハイパーなダンスロックという自身の必勝方程式すら焼き払うような勢いで「その先」へ爆走してきた5人の現在地を体現するような、凄絶なまでの快楽空間だ。

「やっとトリ前まで来ました! フェスって夜にやるの憧れやん、な?」(ヤマサキ)、「朝イチとかが多いもんな。(笑)」(ヨコタ)と観客を沸かせた後、「来年また朝に戻ってたら笑いに来てくれてもいいし! もっと深い時間になってたら……来てくれえっ!」というヤマサキのシャウトをきっかけに、♪ヤンキーこわい~の大合唱沸き返る“DQNなりたい、40代で死にたい”の狂騒天国へ! 
“ハッピーポンコツ”で「お前ら愛してるぞおおっ!」と絶叫し、“何も無い休日”の《明日から本気出せばいいや》のフレーズで全精力を絞り尽くすような絶唱を聴かせたヤマサキの姿に、惜しみない拍手喝采が湧き上がった。(高橋智樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。