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BUZZ STAGE 11:25

極彩色の重低音が、BUZZ STAGEを踊り狂わす

午前中からBUZZ STAGEにエクストリームな音の嵐を起こし、オーディエンスに大量の汗をかかせたのは、名古屋発のヒステリックパニック。「夏といえば僕ら。ラウド界のTUBEになりたくてこんなの着てきました!」とフロントマンのとも(Vo.)は浴衣姿で登場だ。そして$EIGO(Gt,Chor.)の「遊ぼうぜ!」を合図に、“シンデレラ・シンドローム”から怒涛の如く攻めまくっていく。Tack朗(Gt,Vo.)のウルトラハイトーンに、抜群のハーモニーをのっけてくる$EIGO、そしてグロウルからラップまで巧みに転がしていくとも。この3声の波状攻撃に、BUZZ STAGEの温度がぐいぐい上昇。追い打ちをかけるように、やっち(Dr.)のパワフルなドラムとおかっち(Ba.)の強靭なスラップが、ジャンプしろと言わんばかりに音の鞭をふるう。

「お昼前からこのBUZZ STAGEに集まった君たちは相当、頭が悪いな! みんな相当パリピだと思うので、今日のROCK IN JAPANでいちばん灼熱の地獄絵図を作ろうと思う。頭のなかからっぽにしてかかってこいよ!」。ともの言葉でプレイしたのは、“憂&哀”。これぞヒステリックパニックたる、メタルからポップスまでの要素がパッチワーク的に展開するカラフルな曲である。そこから“ライジングさん”へ超高速で駆け抜けていくと、ステージ前はヘッドバングする人、踊る人、拳を突き上げる人、叫びをあげる人とが入り乱れたカオス状態に。

そして“うそつき。”では、地獄絵図という名の最高に熱い興奮を生み出した。ともは、昨年のWING TENT出演に続いて、今年も屋根のあるステージであることに触れ、「夏フェスらしく太陽の下で会いたいので、来年は、灼熱の太陽の下で会いましょう!」と満員のBUZZ STAGEを大歓声で満たした。(吉羽さおり)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。