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BUZZ STAGE 14:05

想いと想いの相乗効果でBUZZ STAGE大沸騰!

SEが始まるや否や手拍子で迎え入れるオーディエンスを前に笑顔を見せたRhythmic Toy Worldは、4人揃ってステージ中央でキメポーズ。「ひたちなかー! ダンスの準備できてるのかー!?」と内田 直孝(Vo/Gt)が煽りながらライブをスタートさせた。1曲目から早速大合唱を巻き起こしたあとは、“あなたに出会えて”へ。上裸の磯村 貴宏(Dr)が繰り出す爆裂ビートと、ステージ前方に躍り出た岸  明平(Gt)によるギターソロ。ぶっといフレーズをうねらせる須藤 憲太郎(Ba)も充実しきった表情をしている。このBUZZ STAGEを覆う屋根も壁も難なく飛び越えてしまいそうな内田の歌声も、天井知らずのフロアのテンションに負けることはない。むしろ互いが鼓舞しあっているし、この感じこそがリズミックを見ると「バンドっていいな」と噛みしめてしまう理由のひとつだと思う。

「たまんねえな、マジで!」「今手上げてくれた子、ロッキンは何回目?」と友達にでも話しかけるかのような調子だった先ほどまでとは打って変わって、夏開幕宣言を果たした“ミーン宣言”を挟んだあとのMCでは真剣な語り口の内田。「俺さ、去年初めてロッキンに出て燃え尽きちゃうんじゃねえかって怖かったの。でもね、何も変わらなかった。いや、変われなかった。だってさ、こんなにたくさんの人が全身で俺たちの音楽を受け止めて一生懸命返してくれてるじゃん。みんなの想いを力に変えて、俺たちはこれからもずっとずっとずっと、お前らのことを求め続けていくからそれでいいよな!」。所属事務所・Teamぶっちぎりのことを歌う“Team B”の演奏前、そうして熱い想いを一気に語りあげた。たくさんの人々を巻き込み「仲間」の輪を広げていくバンドの未来がダイレクトに表れたステージ。最高に熱かった!(蜂須賀ちなみ)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。