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LAKE STAGE 18:40

完全燃焼でトリを飾った京都の雄

太陽が沈んだLAKE STAGEはついにラストアクトを迎える。この日トリを飾るのは京都の雄、ROTTENGRAFFTYだ。SEが流れると手拍子が発生し、お客さんは今か今かと待ちきれない様子。いよいよメンバーが登場すると、NOBUYA(VOCAL)の「ついにこの時がやってきたぜー!」という咆哮を皮切りにライブがスタート! さっそくヘッドバンギングの嵐を呼び、えげつない低音を突き刺していく。

「改めまして京都から来たROTTENGRAFFTYです。まだ始まってないやつ。これから始めようと思ってるやつ。今この曲をきっかけに、俺らと一緒に始めてくれ!」とN∀OKI(VOCAL)が叫ぶと、今年10月に発売予定の新曲“So...Start”へ入る。畳み掛けるハイエナジーのボーカル、踊れるリズムに和テイストのメロディと、彼らの魅力が全部乗せだ。間髪入れずに“響く都”の祭り囃子をブチかます。さらに「決められたルールの中で、誰が一番楽しむか勝負しませんか。誰が一番テンション高いか勝負しませんか。お前らの狂ったダンスを見せてくれー!」と、エレクトロサウンドとゴリゴリの演奏による対比で熱狂を加速させる。

終始トップギアで駆け抜けた後、披露されたのはなんとカバーナンバーの“今夜はブギー・バック”だ。配信でリリースされた本曲は、完全に暗くなったこの時間のLAKE STAGEにぴったり。そしてストレートな青春パンクで再び勢いを取り戻し、“金色グラフティー”の大合唱で締めくくった。体も心もすべてを出し尽くし、フェス全体の終演に先駆けて大玉の花火を見事に打ち上げるステージとなった。(秋摩竜太郎)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。