灼熱の日差しに負けじとLAKE STAGEに堂々と現れたShun（Vo/Ba）、Jose（Vo/Left-Gt）、Bunta（Dr/Cho）、Kuboty（Gt/Cho）の4人は、「昼間だから体力はあるよな？」というJoseのシャウトを経て“夏のトカゲ”を爆音で投下！　大爆発としか表しようのない勢いで、会場のテンションが一気に最高潮に！　そして「でっかい声聴かせてくれ！」というShunの誘いから“Room45”、さらに“宴の合図”と連続でぶちかましていく。ジャンプ、クラップ、シンガロング……会場のアクションを全て掌握し、最高に気持ち良い状態で一体感を築いていく様はまさに夏の覇者。ただ盛り上げるだけではなく、Buntaを筆頭にした迫力のプレイスタイルやふんだんに盛り込まれた聴き心地の良いKubotyのギターリフには感動さえ覚えた。

そして「最高のバトンが回ってきたので、このまま一緒に音楽のバトンを繋げていきませんか？」との合図から始まった“Place to Try”では会場と共に圧巻の一体感を生み出す。さらにディズニー曲のハイスピードアレンジカバー “For the First Time in Forever”、盛り上がり必至のパーティーチューン“PARTY PARTY”を連続でプレイし、会場は狂喜乱舞状態でもはや収集不可。
「TOTALFATを信じてこの時間集まってくれたんだろ？　だから俺らもお前らを信じて全力で歌うよ！」と会場との屈強な絆を確かめ合い、ラストに“ONE FOR THE DREAMS”を全力プレイ。TOTALFATのステージを通らなければ夏は始まらない、そんな確信を抱かせる最高に熱いアクトだった。（峯岸利恵）

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この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です！ 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。