LAKE STAGE 10:30
美しき孤高のロックが鳴らす存在証明
昨年のSOUND OF FORESTに続き、初めてLAKE STAGEに立つMY FIRST STORY。最新アルバム『ANTITHESE』のオープニングを飾る荘厳なインスト曲“Weapons”をSEに、Kid'z(Dr.)、Nob(Ba.)、Teru(Gu.)がステージに現われると、最後に登場したHiro(Vo.)が「いくぞー!」と第一声を放った瞬間、その圧倒的な存在感に鳥肌が立った。1曲目は“Nothing In The Story”。地鳴りのような重低音とノイジーなギター、Hiroの狂おしいまでに切実なボーカルが湖畔のステージをビリビリと震わせる。メンバーが激しく頭を振りながらプレイした“ALONE”では、白いマイクをフィールドに向けて差し出したHiroは「聞こえねー!」とオーディエンスを煽り、その飢えた心を満たす何か求めるように何度も叫び声をあげた。
中盤ではピアノとストリングスが美しい音色を奏でたロックバラード“「花」 -0714-”から、激情と静寂が交錯する“虚言NEUROSE”へ。人生のすべてを賭してロックと対峙するマイファスの生き様を、そのまま投射するような全身全霊のパフォーマンスが続く。MCでは11月に開催する初の日本武道館ワンマンに向けて、47都道府県をまわる全国ツアー中ということもあり、「尋常じゃねえぐらいモチベーション高いんだわ」と言い放ったHiro。ステージ上とオーディエンスとが全力で想いをぶつけ合いながら、クライマックスに向けて加速するエネルギーは、ラストナンバー“不可逆リプレイス”でLAKE STAGEに最高の景色を生み出した。(秦理絵)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
中盤ではピアノとストリングスが美しい音色を奏でたロックバラード“「花」 -0714-”から、激情と静寂が交錯する“虚言NEUROSE”へ。人生のすべてを賭してロックと対峙するマイファスの生き様を、そのまま投射するような全身全霊のパフォーマンスが続く。MCでは11月に開催する初の日本武道館ワンマンに向けて、47都道府県をまわる全国ツアー中ということもあり、「尋常じゃねえぐらいモチベーション高いんだわ」と言い放ったHiro。ステージ上とオーディエンスとが全力で想いをぶつけ合いながら、クライマックスに向けて加速するエネルギーは、ラストナンバー“不可逆リプレイス”でLAKE STAGEに最高の景色を生み出した。(秦理絵)
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