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GRASS STAGE 18:30

16年越しの「リベンジ」実現! ロックの希望があふれた夜

いよいよだ。このフェスの第1回開催=2000年のステージから実に16年。15年ぶりに奇跡の復活を遂げたTHE YELLOW MONKEYの歩みとROCK IN JAPAN FESTIVALが再び交差する瞬間が、ついに訪れた。
「今夜のひたちなかは、THE YELLOW MONKEYがずっとリベンジしなきゃいけない、重要な目標のひとつだったんで。雨がないひたちなかの舞台に立てて、とても最高な気分です!」と吉井和哉(Vocal & Guitar)は万感の想いを語っていたが、この日のステージは彼らとひたちなかの「空白」をあっさりリセットするだけでなく、「その先」のロックンロールの希望を強靭な歌と演奏で指し示した、最高のアクトだった。

菊地英昭(Guitar)の“楽園”のリフが鳴り響いた瞬間の、数万人の大歓声。廣瀬洋一(Bass)&菊地英二(Drums)が繰り出す濃密なグルーヴ感。ロックの全能感に満ちた吉井の熱唱。最高の場面が次々と繰り広げられ、GRASS STAGEの夜空を震わせていく。
「俺たちの再集結の歌を聴いてください!」とひときわパワフルに響かせた最新楽曲“ALRIGHT”が物語る「今」の躍動感。満場の大合唱を呼び起こした“バラ色の日々”など、16年前よりも格段にハイエナジーに大地を揺らしたアルバム『8』の楽曲。さらに、歴代アンセムの数々が広大なフィールドに解き放たれ、数万人の情熱と共鳴し合っていった。

そして、「今日ここで、この曲を歌わないといけないなあと思って」という吉井の言葉とともに披露されたのは“JAM”。サポート:鶴谷 崇(Keyboard)のオルガンから流れ込んだ雄大なロックバラードが、GRASS STAGEを紅蓮の風景へと染め上げ、一面にシンガロングが沸き返る――「ひたちなか! 最高でした!」の吉井のコールが、魂の福音の如く熱く響いた。ありがとう、そしておかえり、THE YELLOW MONKEY!(高橋智樹) この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。