全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

HILLSIDE STAGE 10:30

18歳の夏、ハジける!

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016、初日からギラッギラの日差しが照りつけています! 今年から新たに生まれたHILLSIDE STAGEのトップバッターを飾るのは、今年3月に高校を卒業したシンガーソングライター、井上苑子。
今回はバンド編成での登場だけれど1曲目の“大切な君へ”から、グッとオーディエンスを惹きつけるのは彼女の歌声そのもの。時にささやくような声も交えながら、恋心をギュッと凝縮したような心の揺らぎをメロディに乗せて、この新しいステージに解き放っていく。間奏ではステージ前方にアコギを弾きながら移動し、眩しい太陽に目を細めて笑っている様も可愛くて目が離せない。

「みんな、今日は何時に起きたの?」「ほんまかいな!」と関西弁を交えながらのフレンドリーなMCで、彼女と観客の距離感は更に縮まる! そして「次の曲は夏の歌です」と“線香花火”へと突入するとオーディエンスのテンションも更に高まる! 青春まっただ中を生きている彼女だからこそリアルに伝わるラブソングが、爽やかな疾走感と共に鳴り響いた。
そして後半では満面の笑みで「去年は弾き語りをさせてもらったんですけど。今年は初めてのバンド編成で。こんなに楽しい空間を作れると思ってなかったので嬉しいです!」と語ってくれた彼女。

「最後の曲になります」に満場一致の「えーっ!」を生み出しながらラストは今年の6月にリリースされた“ナツコイ”。《「君のことが大好きだ」》という甘ずっぱいフレーズとキュートな笑顔をキラキラと輝かせながら、フェス初日の素敵な幕開けとなるステージを届けてくれた。(上野三樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。