全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

PARK STAGE 17:30

至福のスカパンク。夕陽を浴びてダンス!

SEが流れ、伊藤ふみお(Vocal)、津田紀昭(Bass)、平谷庄至(Drums)、コバヤシケン(Sax)、田中‘T’幸彦(Guitar)、河村光博(Trumpet)、須賀裕之(Trombone)が登場。夕暮れ時の光を浴びて、ホーンセクションが黄金色に輝く。そして、1曲目“サラバ アタエラレン”がスタート。20年以上のキャリアを誇る彼らが届ける《青き心で…》という一節が胸に沁みる。続いて名曲“白いばら”。さらには“PMA (Positive Mental Attitude)”……歌いながら時折ジャンプするふみおのシルエットが、相変わらずかっこいい。バンドの演奏も激熱! 紆余曲折を経ながらも今日に辿り着いたKEMURIが、若いお客さんたちも大喜びで飛び跳ねさせている風景が、とても美しかった。

“creed”“FLY”“Ato-Ichinen”“SUNNY SIDE UP!”などなど、曲が届けられる毎に、あの場にいたあらゆる人々がひとつになるのを感じた。そして、いつの間にか迎えていた佳境。「いろいろあるけど鳴らし続けないといけないな、歌い続けないといけないなと思いました。年齢、キャリアとか、数字を理由にするけど、クソみたいなもんだなと思った。みんなありがとうございました!」、ふみおの言葉を添えて披露された“New Generation”で生まれたダンスは、純度100%の幸福感で満たされていた。当初はこの曲で終演を迎える予定だったようだが……鳴りやまない拍手に応えて行われたアンコール。聴かせてくれたのは“in the perfect silence”。歓喜の声が上がるフィールドを眺めながら、実に嬉しそうな表情を浮かべていたメンバーたちの姿が印象的だった。(田中大)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。