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WING TENT 17:00
歌って、踊って、笑顔を交わす。これぞ至福
ステージ上に集結した一成(Vocal)、tommy(Vocal)、Wakai(Guitar)、K-zoo(Bass)、サブ(Drums)を包んだ歓声が早速熱い。待ちわびていた人々に向かって、早速放たれた1曲目は“Circle”。お客さんたちが掲げた掌がライトを浴びて輝くのが眩しい。続いて“ナイモノバカリ”。イントロが奏でられるや否や、誰も彼もがますます夢中で踊り出す。そのエネルギーを感じながら全力で歌い、演奏をしている5人の姿が雄々しかった。
曲中に盛り込まれていたコール&レスポンスが、WING TENTの天井をビリビリ震わせそうな勢いだった“咲く花”。迸りまくった熱気が半端ではなくて仰天! ここまで怒涛の勢いで曲が連発され、そろそろインターバルを挟むかと思っていたのだが……炸裂し続ける興奮はノンストップだった。ステージ上の5人もお客さんたちも汗だくのまま雪崩れ込んだ“bonfire”は、激しく腕を振り上げ、《エンヤーコラサッサ》と歓声を上げる人々だらけのダンスフロアが誕生。あの空間の真っ只中にいて、すがすがしい幸福感で胸いっぱいにならなかった人はおそらく皆無だろう。
皆が抱えている様々な悩みやモヤモヤがポジティブなエネルギーへと転じていっているのを感じた“Such one”。そして、ラストに届けられた“Colored”での盛り上がりも素晴らしかった。スピード感たっぷりに駆け抜け、演奏が終了した時に漂っていたのは圧倒的な絶頂感。メンバーたちとお客さんたちが心からの笑顔を交わし合っていたのが印象深い。NUBOとファンの間にある深い繋がりが初めて観る人々も巻き込み、鮮やかに広がっているのを感じたエンディングであった。(田中大)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。