全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

SOUND OF FOREST 12:15

砂塵の嵐を呼んだロックンロールの申し子

SOUND OF FORESTの2番手はOKAMOTO'Sだ! 彼らのステージはリハーサルで何をやるのかも楽しみのひとつだが、この日はハマ・オカモト(B)の「少し何かやりまーす」という言葉からレッド・ホット・チリ・ペッパーズの“Dani California”、さらに星野源の“SUN”を披露。沸き返るフィールドに先制パンチを食らわせたところで、満を持して“青い天国”、“JOY JOY JOY”と初っ端から決定打を畳み掛けていく。オカモトショウ(Vox)が右拳を掲げるポーズに、バンドとしての堂々たる自信が見て取れる。そして音から伝わるロックンロールのキナ臭い香り。ロックンロールってもともとダンスミュージックだろ?と言わんばかりに《歌って踊って騒げるか?》(“JOY JOY JOY”)と煽り、熱狂を超えた狂騒の果てへ導く。

「新宿からやってきたOKAMOTO'Sです、よろしくー!」と挨拶を挟み、2016年第一弾シングルである“BROTHER”をドロップ。壮大なリズムと不穏な音運びとともにチョーキングによる恍惚を届ける。“Beek”ではオカモトコウキ(Gtr)、オカモトレイジ(Drs)、ハマ・オカモトの三位一体のグルーヴに乗せ、ショウがマラカスを持って軽快にステップ。特にコウキのギターは火を吹いていて、天まで駆け上がる勢いだ。息つく間もなく“まじないの唄”へ。コール&レスポンスも交えながら高速ブギで疾走していく。一気に終盤、「最後の最後まで踊りまくろうぜー!」と“Dance With You”で砂塵の嵐を巻き起こし、初めて聴いても歌えるキャッチーな“Beautiful Days”で大合唱を実現。純粋に歌と音で勝利を掴み取る見事なアクトだった。(秋摩竜太郎)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。