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LAKE STAGE 15:10

愛を歌うカリスマがみせた、エンターテイメント・ショウ

本日のLAKE STAGEでは唯一の女性アーティストとなる、加藤ミリヤがダンサーを率いてステージに上がると、客席からは「ミリヤー!」という声が飛び交った。まずは“Lonely Hearts”をエモーショナルなダンスとともにしっとりと歌い上げる。上質なメロディーラインと今にも泣き出してしまいそうな切ない歌声に感情が揺さぶされる。間髪入れずに激しいダンスチューン“I miss you”に突入すると「みなさん踊りましょう!」と煽り、オーディエンスは手を上げて応えた。ダンス、衣装、パフォーマンスのすべてに視覚的にも観客を楽しませようとする加藤ミリヤの強いこだわりを感じる。

続いて“HEART BEAT”のダンサンブルなトラックが大音量で流れると、腕を上げるオーディエンスの数が増えて、それぞれが思い思いに盛り上がり始めた。ライブが進むに連れて最初はちょっと遠巻きに観ていたお客さんも、だんだんと加藤ミリヤが放つ自由でアーティスティックな雰囲気に惹きつけられ、飲み込まれていくようだった。「みなさんの心に残るショーをみせるのでよろしくお願いします」という決意のMCののち、バラード曲“Want You Back”を披露、続いて「一緒に歌いましょう!」と客席に語りかけて始まったのは“今夜はブギー・バック”。ステージに座ってリラックスした姿で体を揺らしながら歌い始め、コール&レスポンスなども交えながら客席を巻き込むステージングをみせた。

そして最後に、最新アルバムにも収録されている“FUTURE LOVER”を熱唱。ダフトパンクの“One More Time”をサンプリングしたダンサンブルなナンバーに観客は腕を上げて大いに盛り上がった。自分のみせるパフォーマンスで観客を楽しませることを突き詰めた、圧巻のエンターテイメント・ショウだった。(渡辺満理奈)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。