全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

GRASS STAGE 15:50

いきものがかりがひたちなかにやってきた!!

まだまだ日差しが和らぐことのない中、次のアクトはいきものがかり! 言わずと知れた国民的ポップグループ、デビュー10周年を迎えたこの夏、ROCK IN JAPAN FESTIVALに初登場! GRASS STAGEいっぱいのお客さんを見て、ふと笑みを見せた3人が、1曲目の“ありがとう”を丁寧に届けると、その音の優しさに触れながらたくさんの手のひらがゆらゆらとフィールドいっぱいに揺れる、素晴らしい光景が生まれた。吉岡聖恵(Vocal)、水野良樹(Guitar)、山下穂尊(Guitar&Harmonica)による落ち着いた演奏力は1曲1曲がみんなの歌であることへの責任感や愛情の証。この10年、ポップであることの使命を背負いながら活動してきた彼らのスタンスがたちまち伝わってくる。
「ひたちなかのみなさん、こんにちは! ROCK IN JAPAN FESTIVAL初参戦です!」と吉岡。続けて水野が「J-POPからやってきました、いきものがかりです!」と挨拶。水野は「アウェイかと思ってた」なんて言っていたけれど、その後も“気まぐれロマンティック”や“じょいふる”などを披露し、アウェイどころかいきものがかりのアリーナ・ワンマンみたいな凄まじい盛り上がりをGRASS STAGEで繰り広げてくれた。

終盤、その熱気を癒やすかのように鳴らされた“帰りたくなったよ”、そしてラストにはデビュー曲“SAKURA”を3人だけの路上ライブ編成で届けてくれた。どの曲をやっても、みんなの心が「知ってる!」と震えているようなダイレクトな反応がステージに返されていた。そのすごさったらない。ロックもポップも関係ない、いきものがかりは凄いのだ。(上野三樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。