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HILLSIDE STAGE 16:20
心をほぐす、愛の歌
今年から新たに設置されたHILLSIDE STAGEでのアクトも、残すところあと2アーティスト。シンガーソングライターの岩崎愛が登場し、まずは弾き語りで“darling darling”を披露。柔らかなアコースティックギターの音色と声が、愛する人への想いをそっと運んでいくような演奏。岩崎は最初に「良かった~! 誰もおらんかったらどうしよう思ったわ!」と言っていたが、緊張している様子もなく堂々たる佇まいで歌を放っていく。
そこからはサポートミュージシャンの福岡晃子(ベース/チャットモンチー)、伊地知潔(ドラム/ASIAN KUNG-FU GENERATION)、宮下広輔(ペダルスティール/PHONO TONES)を呼び込み、バンド編成で“最大級のラブソング”を披露。かといって急にギアを上げたりせず、全員がとっても、この歌を大事に思いながら演奏しているのが伝わってくる。彼女が作るメロディはとても自由で、それをソウルフルに自由に歌いこなしていく様は聴いているだけで嬉しくなる。そして、今を生きる女性のたくましさと図太さを歌った“woman’s Rib"では、福岡と伊地知のリズム隊も抜群の相性で、そこに宮下のペダルスティールが加わって絶妙な心地好さを生み出す。
《さよなら さよなら》というフレーズが夕暮れのシチュエーションもあって余計に胸に沁みた“嘘”。生活に根ざし、目を逸らさずに自らの心と向き合っていく岩崎愛の歌の世界が、しっかりと伝わった時間だった。そして最後の“ALL RIGHT”を朗らかに歌い上げる彼女。温かな人柄で、みんなも一緒に歌わせながら素敵な時間を作ってくれた。(上野三樹)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
そこからはサポートミュージシャンの福岡晃子(ベース/チャットモンチー)、伊地知潔(ドラム/ASIAN KUNG-FU GENERATION)、宮下広輔(ペダルスティール/PHONO TONES)を呼び込み、バンド編成で“最大級のラブソング”を披露。かといって急にギアを上げたりせず、全員がとっても、この歌を大事に思いながら演奏しているのが伝わってくる。彼女が作るメロディはとても自由で、それをソウルフルに自由に歌いこなしていく様は聴いているだけで嬉しくなる。そして、今を生きる女性のたくましさと図太さを歌った“woman’s Rib"では、福岡と伊地知のリズム隊も抜群の相性で、そこに宮下のペダルスティールが加わって絶妙な心地好さを生み出す。
《さよなら さよなら》というフレーズが夕暮れのシチュエーションもあって余計に胸に沁みた“嘘”。生活に根ざし、目を逸らさずに自らの心と向き合っていく岩崎愛の歌の世界が、しっかりと伝わった時間だった。そして最後の“ALL RIGHT”を朗らかに歌い上げる彼女。温かな人柄で、みんなも一緒に歌わせながら素敵な時間を作ってくれた。(上野三樹)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。