全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

SOUND OF FOREST 18:05

期待を裏切らない変幻自在の四重奏、圧巻のトリ!

SOUND OF FORESTに涼しい風が吹き始めたころ、1日目のトリを飾るのはアルカラだ。SEにキュウソネコカミの“ファントムヴァイブレーション”をチョイスしてオーディエンスの掴みはバッチリ。“やるかやるかやるかだ”からスタートすると、最強のライブチューン“キャッチーを科学する”から、アルカラここにありと主張する田原和憲(Guitar)のギターと、疋田武史(Drums)が繰り出す高速ビート、下上貴弘(Bass)のゴリゴリの重低音に稲村太佑(Vocal&Guitar)ハイトーンボーカルが炸裂。変幻自在の四重奏がSOUND OF FORESTをあっと言う間にひとつにする。

「ただいま素敵な演奏を奏でています……蝉です。大きな拍手ー!」と、稲村のハイテンションなMCも絶好調。ミンミンミーン、ツクツクボーシと前代未聞のコール&レスポンスに柔軟に対応するオーディエンスも心強い。そして“癇癪玉のお宮ちゃん”“半径30cmの中を知らない”と怒濤のキラーチューンを連発。「骨になりかけてもこのステージに立ち続けるから。何かあったらライブハウスとかロックインジャパンみたいな場所に心を洗いに来てよ」と、最後は熱いメッセージを投げかけると、“ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト”でバンドの10年後、30年後へと想いを馳せて本編を締めくくった。
アンコールでは8月22日に開催する熊本でのライブの告知として、稲村がくまモンの被り物で登場すると(しかもTシャツにパンツ一丁!)、腹筋やら、腕立てやら自由すぎるパフォーマンスを見せた“交差点”でフィナーレ。毎度こちらの予想など軽々と超える熱量で楽しませてくれるアルカラだった。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。