全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

SOUND OF FOREST 12:15

極上アレンジ連発! 真夏のキラーチューン祭!

真夏の昼間という最高のシチュエーションの中、SOUND OF FORESTのステージに登場したのは大塚 愛! 大塚がステージに現れる前から大きな歓声が沸き起こっていたが、“BLACK HAIR J BEEF HIGH SALT TONGUE BURN $7.51”が始まった瞬間の盛り上がりようといったら! ロケーションにぴったりのロックアレンジに歓喜するも束の間、さらにここでサイケチックにアレンジされた“フレンジャー”を投下! 「こんにちは、大塚愛です! 暑いけど最後までいてね」という挨拶を挟み、“PEACH―ウォッカ―”の妖艶なアレンジを披露。往年のキラーチューンが続くが、全曲に施されたアレンジによって全く別の曲に聴こえる面白さを楽しめた。

「夏がきたね! 端っこから真ん中から端っこまで、みんなスマイリーしてんのー?」というフリからの“SMILY”では、大塚に倣って会場いっぱいのハンドウェーブが巻き起こった景色に圧倒された。そして「もういっかい!!って言いに来たのか?」という大塚の言葉から、国民的キラーチューンと言っても過言ではない“さくらんぼ”をプレイ! ホーン隊の突き抜けるサウンドがテンションを加速させ、満を持して振られた《もういっかい!!》のシンガロングではこれ以上ないほどの一体感を見せた。そして大塚がピアノの前に座り、「今日も色んなものを日々抱えている人がいっぱいいるね。それでも頑張って生きようとしている全ての皆さんに」と優しく語りかけながらラストに贈られたのは、“日々、生きていれば”。これまでのテンションの高ぶりを落ち着かせるように奏でられた渾身のバラードが心にじんと沁みる、楽しさと豊かさを兼ねそろえたアクトだった。(峯岸利恵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。