全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

WING TENT 12:20

音が描き出す美しい旅路!

京都にて結成された、井上陽介(ボーカル、ギター)、谷 健人(ベース、コーラス)、田村 夏季(ドラム、コーラス)からなる、Turntable FilmsがROCK IN JAPAN FESTIVALに初出演! 井上はASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文のソロや、くるりの“かんがえがあるカンガルー”(7月にリリースされたシングル『琥珀色の街、上海蟹の朝』収録)にも参加していたりと、ミュージシャンの間でも評価が高い注目のバンドなのである。スティールギターとキーボードのサポートメンバー2名と共に登場した彼らが“Cello”でライブをスタートさせると、カントリーのテイストを感じさせるサウンド、軽快なリズムに伸びやかなメロディが心地よくWING TENTに放たれた。続く“Slumberland”でも、思わずハミングしたくなるような素敵なアンサンブル。

「今日は集まってくれてありがとうございます」という井上のMCを挟み始まった“Where Is My Little Heart”では、清々しいコーラスやハーモニカの音色と共に、ノスタルジックで美しい景色を生み出していく。
10代の頃にブルース・ギターの洗礼を受けた井上の丁寧なプレイや、カントリー/ブルース/フォークを中心とした彼らのサウンドは夏のロックフェスの場において稀有な存在感を爽やかな風のようにもたらしていた。「あと2曲やるんで、楽しんでください。手拍子もやっていただけたら、両親に伝えます」なんていう井上の親しみやすい雰囲気もあいまって、場内はどんどん楽しいムードに。ラストはアップテンポな“Welcome To Me”。ヒートアップするプレイの中で彼らの音楽や楽器への深い愛情をまざまざと見せてもらった。(上野三樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。