全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

WING TENT 11:10

ヘヴィかつキャッチーなロック魂が炸裂!

今年も灼熱の太陽と澄みきった青空の下、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016がスタート。WING TENTのトップバッターは小林太郎だ! 「早くからみなさん、おはようございまーす! 盛り上がっていけますかー!」という叫び声とともに披露されたオープニングナンバーは“SCARS”。《今をこの瞬間を待っていた》というサビの歌詞がドラマチックに響く。そして単なるコードストロークではない、時折リードフレーズを差し込むボーカリストらしからぬギタープレイもお見事。5年連続出場というだけあり、堂々としたステージングだ。

“安田さん”ではハンドクラップを促し、屋外でありながらライブハウスの雰囲気を持つWING TENTに一体感をもたらす。間髪入れず『仮面ライダーアマゾンズ』の主題歌である“Armour Zone”の演奏へ。この曲、めちゃくちゃキャッチーだ。小林の声の、ざらついた低音から伸びやかな高音までが生き生きと輝いている。本曲が収録された『仮面ライダーアマゾンズ オリジナル・サウンドトラック』は2016年8月3日に発売されたばかりだが、この1年間、ボーカリストとして、またメロディメイカーとしてしっかり成長してきたことを感じさせられる。

「今年も激アツですよね。グッと来ますよね!?  ここからどんどん盛り上がっていきます!」というMCを挟み、ヘッドバンギングをしながら“飽和”へ。ここからはラストまでノンストップで、ビブラートの効いたリフが感情をえぐる“freedom”、歯切れの良いミュート音がグルーヴィーな“リバース”と畳み掛け、“Baby's got my blue jean's on”で熱狂とともにステージを後にした。(秋摩竜太郎)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。