3日目に突入したROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016！ 本日HILLSIDE STAGEのトップバッターを務めるのは、初登場のサイダーガール。結成からわずか2年ながら、着々と注目を集めつつあるバンドだ。円陣でも組んでいるのだろうか、開演前にはステージ裏からメンバーの掛け声がこちらにも聞こえてくるほど、バンドは気合い十分！ 一言挨拶してから、“空にこぼれる”でライブをスタートさせた。

サポートドラマーを迎え4ピースとなったサウンドを堅実なプレイで支えるのはフジムラ （Ba.）。早々にお立ち台に上がり熱量溢れるフレーズを聴かせてくれるのは知（Gt.）。どこまでもまっすぐに突き進むYurin（Vo/Gt.）の歌声は、ちょっと不器用で人間臭いところが魅力的。「いけますか、ロッキン！」とYurinが叫ぶと、オーディエンスも腕を高く掲げてそれに応えた。MCでは、「初登場だからやってみたいことがあって……」と「ロッキン！」「ジャパン！」というコール＆レスポンスを実行し表情をほころばせるなど和やかな場面も。さらに2ヶ月連続でミニアルバムをリリースする予定があることを発表し、オーディエンスを喜ばせる。

「こんなに早くこのステージに立てるとは思ってなかったので、ちょっとまだ実感がわいてない部分もあって。でもやっぱり、出させてもらったからには一生懸命やって帰りたいと思うし、もっと大きいステージでみんなと会えるように頑張っていくので、どうぞよろしくお願いします！」（Yurin）。8ビートで駆け抜ける“オーバードライブ”に前だけを見つめるバンドの姿勢を託したあとは、“NO.2”へ。《もう透けてしまった 丘の上 真っ赤な空》というラストフレーズが、快晴の空の方へ、ぐんぐんと上昇していくようだった。（蜂須賀ちなみ）

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この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です！ 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。