全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

HILLSIDE STAGE 12:50

2年目のひたちなか。カラフルな魅力がキラリ!

昨年のRO69JACK 2015で優勝し、SOUND OF FORESTで素晴らしいライブをした4人組バンド・絶景クジラ。彼女たちがひたちなかに帰ってきた。見るからにやる気満々の様子でステージに現れたナツコ・ポラリス (Key.Vo.)、nozo (Gt)、うえまや (Ba)、サンキューまじま (Dr)を歓声が出迎え、“papapa”がスタートした。時折巻き舌も交えた不敵なトーンで歌い始めたナツコの姿が早速かっこいい。ドライヴ感抜群のバンドサウンドも切れ味抜群! 集まったお客さんたちは、みるみるうちに腕を振り上げて盛り上がり始めた。

続いて“他撮り”。ナツコはハンドマイクでステージを巡り、ビニールプールらしきもの抱えながら歌う。ハジケまくったステージングに刺激されて、観客のテンションもさらに高まっていた。「2年目、出演させていただいて嬉しいです。去年、緊張しすぎて何言ったか覚えてない(笑)」(nozo)。「水分補給してくださいね! これ、1回言ってみたかった(笑)」(ナツコ)……和やかなMCを挟んで、全力の演奏は続いた。起伏に富んだ展開が気持ちよかった“最新兵器”。「もっともっと一緒に遊んでくれますか!」とナツコが煽ったのに応え、観客が夢中になってステップを踏んでいた“X”。メンバー各々の楽器の見せ場が満載なのも非常に楽しかった。

ラストを飾ったのは“台湾Ⅱ”。元気いっぱいに演奏が始まり、開放的なサウンドが高い青空に向かって響き渡る。メンバーもお客さんも汗だくだが実に楽しそう。《Girl 可愛いだけなら世界は滅びるわ》という大合唱も起こる。2年目のROCK IN JAPAN FESTIVALで、昨年以上にパワーアップした魅力を振りまいた絶景クジラであった。(田中大) この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。