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PARK STAGE 10:30

バンドの現在地を刻む攻めのアクトでPARK STAGE開演!

「はじめまして!準備はいいですか?」。朝イチのPARK STAGEに立ったWHITE ASHは、のび太(VOCAL & GUITAR)の気合漲る第一声から幕を開けた。1曲目は“Insight”。彩(BASS)と剛(DRUMS)が繰り出すへヴィな重低音のグルーヴ、山さん(GUITAR)が奏でるザクザクと切り込むギターリフ、そしてのび太による流れるような英語詞のメロディ。これぞWHITE ASHというべき隙のないロックサウンドがPARK STAGEをじわじわと熱く揺さぶっていく。

バンド史上最長のツアーを先月終えたばかりということもあり、その勢いをぶつけるような熱量の高いパフォーマンスが続いた。8月17日にリリースされるミニアルバム『Quest』からの新曲“Strike”やライブ定番曲“Number Ninety Nine”で、ライブバンドとしてますますタフに進化するバンドの現在地をこれでもかと叩きつける4人。曲中でテンポを変えながら揺さぶりをかけた“Kiddie”では、のび太が「ひたちなかー!」と絶叫。5曲を終えたところで「火に油を注ぐようなセットリストでお届けしたいと思います!」と、さらに集まったお客さんを挑発した。

先日ミュージックビデオが公開されたサマーチューン“Yellow”では「みんなの声を貸してください」と、のび太。会場中にウォーウォーとシンガロングを巻き起こすと、ラストの“Jails”まで、体力の温存は許さないというように全力でお客さんを巻き込んだWHITE ASH。「攻め続けてこそロックバンド」というバンドの姿勢を身をもって示すアグレッシブなステージだった。(秦理絵)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。