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SOUND OF FOREST 13:25
歌に全てを託す、感情を揺さぶる信念のアクト
快晴、木漏れ日、抜ける風……ROCK IN JAPAN FESTIVALのステージでも抜群の心地良さを誇るSOUND OF FORESTのステージに川谷絵音(Vocal/Guitar)、長田カーティス(Guitar)、後鳥亮介(Bass)、佐藤栄太郎(Drums)が登場すると、会場はすぐに人で埋め尽くされた。会場に響くジャジーなSEを黙らせるかのように、早々に川谷が強気にギターを掻き鳴らしながら“名もなきハッピーエンド”を語気強めに歌い上げ、さらに「ROCK IN JAPAN!」とシャウトする場面も。その後も佐藤の渾身のドラムソロや後鳥の芯の太いベースソロを織り交ぜながら“悲しくなる前に”に突入し、悲恋を美しく奏でるバンドというイメージを覆すかの如く迫力の演奏を続々と繰り出していく。
“インディゴラブストーリー”では、曲中の世界に浸るように真剣にのめり込むオーディエンスの姿が印象的だった。それは“夏夜のマジック”でも同様で、ハンドマイクを片手にハンズアップした川谷に合わせてオーディエンスも上げた腕をゆったりと揺らしていた。「言いたいことは音楽で伝えていくので、皆さんこれからも宜しくお願いします」との川谷の言葉通り、短めのMC以外は全て歌い尽くした。ラストの“素晴らしい世界”では、メンバーがステージを去るなかひとり歌い上げる川谷の目に涙が浮かぶ。最初から最後まで、聴く者の感情を揺さぶり続けた渾身のアクトだった。(峯岸利恵)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
“インディゴラブストーリー”では、曲中の世界に浸るように真剣にのめり込むオーディエンスの姿が印象的だった。それは“夏夜のマジック”でも同様で、ハンドマイクを片手にハンズアップした川谷に合わせてオーディエンスも上げた腕をゆったりと揺らしていた。「言いたいことは音楽で伝えていくので、皆さんこれからも宜しくお願いします」との川谷の言葉通り、短めのMC以外は全て歌い尽くした。ラストの“素晴らしい世界”では、メンバーがステージを去るなかひとり歌い上げる川谷の目に涙が浮かぶ。最初から最後まで、聴く者の感情を揺さぶり続けた渾身のアクトだった。(峯岸利恵)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。