全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

LAKE STAGE 14:00

灼熱のLAKE STAGEを焦がす剥き出しの闘志

今年6月にドラマーが脱退したことで3人編成になったThe Mirraz。それでも止まることなく進み続けるバンドは、ステージにターンテーブルを置き、DJキノイくんを加えた変則スタイルでLAKE STAGEにやって来た。ライブは“マジか。そう来たか、やっぱそう来ますよね。はいはい、ですよね、知ってます。”からキックオフ。誰もが否応なしに身を委ねたくなるようなEDMサウンドに、佐藤真彦(G)と中島ケイゾー(B)が繰り出すどこまでも肉体的なプレイ、そして畠山承平(Vo, G)が矢継ぎ早に言葉を投げかける歌という、The Mirraz唯一無二のロックがオーディエンスを果てのない快楽へと導いていく。

初っ端からハンドマイクの歌唱だった畠山がギターをかき鳴らし、暴力的なまでの衝動を叩きつけた“スーパーフレア”に続いて、“VAM!VAM!VAMPIRE!”では畠山が吸血鬼さながらに真っ黒なマントを羽織っての歌唱。そんなマントも曲が終わるや「暑い!」と速攻で脱ぎ捨ててしまう。

「来月、9月でミイラズ10周年になります。10月5日にベストアルバム出します。40曲入りです。同時にミニアルバム、6曲入りも出ます」と発表すると、その新作から早速“そして、愛してる”を披露。ぐっとテンポを落として優しく歌い始めた歌が、次第に熱を帯びて加速する様に惹きこまれた。ラストは“つーか、っつーか”や“CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい”で、会場のあちこちにツーステップを巻き起こしてフィナーレ。DJキノイくんの動きに合わせて会場が一体となるいつにないムードも新鮮だった。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。