全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

WING TENT 13:30

放て!日常を輝きに変えるグッドミュージック!

元さよなら、また今度ねのボーカル菅原 達也(Vocal, Guitar)が率いる新しいバンドめ組がROCK IN JAPAN FESTIVALに初参戦! まるでライブハウスように熱気がこもるWING TENTに登場すると、1曲目の“マイ・パルプフィクション”から5人のエンジンは全開だった。そのまま出嶋 早紀(Keyboard)が奏でるピアノのフレーズが爽やかな風を吹き込んだ“余所見”へ。ステージから鳴る音の一粒一粒が会場をハッピーな色に染め上げていく。

MCでは「ここでひとつ、め組は宣言したいと思います」と、菅原。「今年のロックインジャパンの全出演者のなかでベストアクトをとりにいく…いき、勢いでございます!」と、緊張のせいで肝心なところで噛んでしまったが、その意気込みは十分に伝わってきた。富山 京樹(Guitar)と下山 拓也(Bass)がノリノリでジャンプをしながらプレイした“ジュゴンの背中に乗って”や、「悪魔と踊りませんか?」と繰り出した歌謡曲テイストのロックナンバー“悪魔の証明”など、7月6日にリリースされたアルバム『恵』のナンバーを中心としたセットリストは、すっかり持ち曲が増えてきため組の活動の充実度も物語っていた。

クライマックスには大熊 諒(Drum)の軽やかなビートにのせた“500マイルメートル”の瑞々しいメロディがフロアにラブ&ピースな空間を作り上げると、「ロックインジャパンの1番最後にやりたいと思っていた曲」と、ギターの弾き語りで歌い始めた“HEARTFUL”で締めくくっため組。「また来年ここで会いましょう! 約束だ!」。最後にそう言い残したメンバーは全てをやり切ったような清々しい表情だった。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。