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WING TENT 11:10

「バンド少年の夢」が咲かせた大輪の歌と歓喜

最終日のWING TENTはROCK IN JAPAN FESTIVAL 初出演、伊東歌詞太郎(Vo)&宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)のユニット=イトヲカシのアクトからスタート! 
「僕らそれぞれバンドやってて、どちらも解散しちゃったんだけど。ロッキンのステージも、バンド時代どれだけ夢見たことか!」とこの瞬間の感慨をMCで語っていた伊東。ともにネットシーンで圧倒的な人気を勝ち得てきた伊東&宮田だが、開演早々“堂々巡リ”で熱い歌とサウンドを突き上げる姿は、「バンドに恋焦がれ夢を追い続けてきたバンド少年」の不屈のエモーションに満ちている。
宮田のベースラインが弾みまくる“ブルースプリングティーン”へ流れ込むと、序盤から声の限りに絶唱する伊東に応えて満場のコーラスが沸き返る。さらに、「全員の想いを受け止めて、この曲にして返すから!」と披露したのは“パズル”。至上のピアノバラードを歌い上げるふたりのハーモニーが、灼熱の陽気の中に美しい音風景を編み上げていく。

「WING TENT、今日で一番楽しかったステージにしたいな!」と呼びかけて“Shere,we are”で一面のクラップと大合唱を呼び起こし、「夏フェスのために作った」という激ポップアンセム“Summer Lover”でWING TENTをジャンプの渦へと巻き込んでいく。
現在「全国路上ライブツアー ~2016夏~」真っ最中、そして9月21日にはメジャーデビュー決定!と加速しまくるイトヲカシの「今」が、ラストの“Thank you so much!!”で会場を埋め尽くすハンドウェーブと歌声とともに咲き乱れていた。(高橋智樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。