全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

SOUND OF FOREST 12:15

「魂解放装置」としてのパンク・ロック!

ファストでラウドで軽やかでメロウでセンチ、つまりこのバンドの最強ポイントが揃った大発火チューン“Returning”でスタート。晴天だけど風は涼やかで木陰も豊富、なのでちょっとまったりしていた空気を、一瞬にしてアツくアツく変える。
続いていっそうファストな“A GLOSSY DEMOCRACY”、木下 正行(Vo/Ba)が「思いっきり笑ってくれ! 思いっきり鳴らしてくれ!」とハンドクラップの嵐を呼び起こして“Grab Again”、曲間なしで“across time”。たたみかけるたたみかける。スネアのシェルをまっぷたつに叩き割りそうなTatsuya(Ds/Cho)の連打がすごい。3人がステージに現れてからこの4曲目が終わるまで、わずか13分30秒。どんだけ濃いんだ。

木下 正行、自分たちがここに立たせてもらう理由を言葉にし、本日夜23時から水戸ライトハウスでフリーライブを行うことを告げてから、“BE FULL”“survive”と、アッパーかつシリアスな曲を連打。
森 勇介(Gt/Vo)のギターがザクザク鳴りまくるさまが超痛快な“CALLING”で今日何度目かのピークを作ってから、Tatsuyaの叩くシャッフルのリズムにのせて、木下 正行、再びMC。

ここに集まった人たちへの感謝、今年戦後71年であること、音楽で一石百石百万石投じたいという意志を口にし、ラスト・チューン“ONE”へ突入。サビで木下 正行の声が高く伸び、さらに高く森 勇介のハモリが広がる。今ここで心が解放されていく、そんな表情でみんなが聴き入っている光景、かなりグッとくるものがありました。(兵庫慎司)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。