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- フェス百景 Part.18 - RIJF2016の余韻に浸ろう。第4回
- フェス百景 Part.17 - RIJF2016の余韻に浸ろう。第3回
- フェス百景 Part.16 - RIJF2016の余韻に浸ろう。第2回
- フェス百景 Part.15 - RIJF2016の余韻に浸ろう。第1回
- RIJF2016、全日程終了!
- フェス百景 Part.14 - あなたが写っているかもしれない
- フェス百景 Part.13 - 笑顔のあなたが写っているかもしれない
- 最終日の服装チェック! RIJF2016 ファッションスナップ Part.6
- rockin'star★くくり! RIJF2016 ファッションスナップ Part.5
- フェス百景 Part.12 - 最終日・4日目開場直後のあなたが写っているかもしれない
- いよいよ最終日オープン!
WING TENT 17:00
新たな名前で鳴らした魂の音。3人の物語は続く
バンド名をLyu:LyuからCIVILIANに改めて動き始めたコヤマヒデカズ(Vocal&Guitar)、純市(Bass)、有田清幸(Drums)。彼らがまず届けてくれたのは、CIVILIAN名義での初作品のタイトル曲“Bake no kawa”だった。ヒリヒリと高鳴るサウンド、膨大な量の言葉を溢れ返らせる歌声の切れ味がすごい。 続いて“ぜんぶあんたのせい”。ステージから押し寄せる熱量に刺激され、人々が振り上げる腕がますますの勢いを帯び始めた。
「たくさんのライブをやってる中、ここを選んでくれてありがとう。参加することができてほんと楽しいです。身体に気をつけて、最後まで楽しんで帰ってください」とお客さんたちに呼びかけ、アコースティックギターを手にしたコヤマ。ギターを軽快にストロークしながら歌い始めたのは“自室内復讐論”。さらには“暁”も披露され、お客さんたちはますますひとつになる。そんな風景を目の前にしながら、ステージ上の3人は活き活きとした表情を浮かべていた。
そして、ラストを飾ったのは“メシア”。緻密なアレンジに裏打ちされた黄金のアンサンブルにワクワクしつつも、生きる意味について考えずにはいられない歌詞にも耳が行く。非情な現実を鋭く抉る歌詞が誘う激しい自問自答/本能的にダイレクトに訴えかけてくるパワフルなサウンド……対照的にも思われる要素をごく自然に融合させ、独自の音楽性を確立しているこのバンドの醍醐味を再確認させられた。
演奏を終えると、「またどこかでお会いしましょう」と皆に呼びかけてステージを後にした3人。新しいバンド名を掲げ、着実に歩み始めている彼らの姿が、嬉しいくらいに伝わってくるライブであった。(田中大)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。



演奏を終えると、「またどこかでお会いしましょう」と皆に呼びかけてステージを後にした3人。新しいバンド名を掲げ、着実に歩み始めている彼らの姿が、嬉しいくらいに伝わってくるライブであった。(田中大)
