全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

GRASS STAGE 13:10

王者KREVAの進化するエンターテインメント!

4人のバンドメンバーとDJがステージにスタンバイしたら、カラフルな衣装を身にまとったKREVAが登場! 1曲目の“パーティはIZUKO?”から鮮やかなラップと圧倒的な存在感を見せつける。「俺が『パーティはIZUKO?』ってきいたら『ここだ!』って答えてほしいんだよ」とコール&レスポンス。その楽しいコミュニケーションが、集まったオーディエンスをひとつにまとめあげていく。そこから「手を上げろとか騒げとか言っても、やっぱり実力が伴わなければダメなんで、しっかりみんなに示していこうと思います、俺の基準をね!」と“基準”に突入すると、ステージを左右に動き回りながら威風堂々たる佇まいとヘヴィなサウンドで魅了していく。超高速ラップをキメると、どよめくような歓声が上がった! 1曲1曲、まさに王者の風格とも呼べるような鳥肌もののステージ・パフォーマンスから目が離せない。

「いいね! 後ろのほうの人も俺のこと知ってるみたいに盛り上がってくれてるのがいい! フェスの醍醐味だね」と言い、「じゃあ横に軽くノれるような曲をやります」と“音色”を披露。その歌声が持つパワーとゆったりと切ないメロディに、気持ちをギュッと持って行かれるような贅沢な時間だった。
KREVAのラップや動きに合わせた、DJのプレイも見どころだった“C'mon, Let's go”を経て、みんなの手が左右に揺れた“イッサイガッサイ”や“OH YEAH”で大きな盛り上がりへ。大合唱が生まれたラストの“Na Na Na”までプロフェッショナルなスキルを惜しみなく披露しながら、時にフレンドリーにジェントルに会場とコミュニケーションを取るKREVAに心から楽しませてもらった。(上野三樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。