全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

BUZZ STAGE 16:45

未知の高揚世界を目指す、ポップの冒険のかたち

大森靖子に続いてここBUZZ STAGEにはシナリオアートが登場! 「2016年8月7日、二度とない今日という物語を、みんなと僕たちシナリオアートで一緒に作り上げましょう!」というハヤシコウスケ(Guitar / Vocal / Programming)の言葉とともに、7月にリリースされたばかりの最新シングル曲“エポックパレード”へ。晴れやかなメロディが高らかに広がり、《幸せになりたくて 生きている人は 手を叩け》のフレーズとともに一面にクラップが巻き起こる。

憂いとセンチメントに満ちたハヤシの声と、突き抜けるような生命力あふれるハットリクミコ(Drum / Vocal)のハイトーンがマジカルにせめぎ合い絡み合う歌世界。オーソドックスな3ピースの躍動感と緻密な同期サウンドを織り重ねて、珠玉のポップスペクタクルを描いていくアンサンブル。「暑くなったな! まだまだ熱くしていきましょうよ!」というハットリのシャウトから流れ込んだキラーナンバー“スペイシー”で、その祝祭空間はさらに輝度とスケール感を増していく。

“エポックパレード”のカップリング曲でもあるハイパー&オリエンタルな楽曲“ジンギスカンフー”では、元気いっぱいのハットリが観客に「ウー! ハー!」の振り付け指導をしながら、観る者すべてをポップ共犯関係へと引きずり込んでみせる。そして、“ナナヒツジ”ではハットリ&ヤマシタタカヒサ(Bass / Chorus)の7拍子グルーヴがミステリアスに渦巻き、圧巻のサウンドスケープを繰り広げていく――。未知の高揚世界を目指す、音楽の冒険としてのポップミュージックが、そこには確かに鳴り響いていた。(高橋智樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。