全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

LAKE STAGE 12:50

何度でも蘇り、伝染するロックンロール

青空の下に映えるブルーのジャケットで決めたTHE BAWDIESが、今年もお昼過ぎのLAKE STAGEに登場だ。ROY(Vo,B)が繰り出すドライブ感たっぷりなベースラインとソウルボーカルを、TAXMAN(G,Vo)、JIM(G,Cho)、MARCY(Dr,Cho)による痛快無比なロックンロール・アンサンブルが押し広げてゆく。序盤のうちから盛大なシンガロングを巻き起こしてしまう飛ばしっぷりだ。「皆さんはお祭りの真ん中にいます。するとどでしょう、ロックンロールという祭囃子が聴こえて来ました。それだけで十分じゃありませんか。脱ぎなさい! 心の浴衣を脱ぎなさいっ!!」とROYがまくし立て勢い良く転がってゆくのは、7月にリリースされたgo!go!vanillasとのスプリットシングル『Rockin’ Zombies』に収められた“45s”だ。

エリア一帯をばんばか跳ね上がらせる楽曲を連発したかと思えば、“SUNSHINE”の柔らかなメロディが眼前の情景にぴったりとフィットして美しい。TAXMANは、盛り上がりが再びの上昇曲線を描く最中に「今日は最終日だから、最後まで楽しめーっ!!」と渾身のシャウトを投げかけていた。そして、10月に繰り広げられるスプリットツアーへの参加を呼びかけると、金メダルを獲得した競泳の3選手にインタビューする、というテイの寸劇から“HOT DOG”に突入。残りの持ち時間に多くの楽曲を詰め込んでしまうメドレーがまたえらいこと熱くて、最後には“NO WAY”でフィニッシュだ。ロックのプリミティブな力を何度でも、一瞬で呼び起こすパフォーマンスだった。(小池宏和)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。