全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

WING TENT 13:30

初出演で刻んだ笑顔の琉球ラウド・ロック

日差しが強くなる正午過ぎ、WING TENTにはROACHが笑顔で登場! taama(Vocal)の絶叫とともに“HIGH FIVE!!”で口火を切ると、会場は一気に無上のダンス空間へ。《さあ皆で踊ろうか 言葉以上のモノがある》という歌詞のとおりダンサブルな重低音で初っ端からロックの快楽を浴びせる。「行けるか!」と煽りながら“リーリヤ-never again-”をプレイ。さらにライブやラウドロックに懸ける魂を歌う“MAKE HERE HELL”で興奮の渦を呼ぶ。

「沖縄のROACHがやってきたぜ! 楽しんでる? 13年かかってここに来ました!」とtaamaが挨拶すると、観覧エリアからは大きな歓声が。本フェス初出演となる彼らだが、ここまでの熱演で観客の心を鷲掴みにしたようだ。そしてめまぐるしく展開していく“Plan C”、勝也(Bass)とDaisuke(Drums)がどっしりと構えるヘヴィなイントロから、疾走するAメロを経て強靭な大衆性を備えたサビへ突入する“No Reason in the Pit”と必殺ナンバーを投下。特にくぼっち(Guitar)のサウンドは抜けが良く、肩から下げたポール・リード・スミスの指板に輝くバード・インレイ(鳥型の模様)のように大空をどこまでも駆け抜けていく。

「COUNTDOWN JAPAN 15/16に出て楽しいことしかしないって決めて、笑って生きてきた。そのまま好きなことをずっとやってたらここに出られた。笑う力ってすごいなと思った。引き続き、俺と一緒に笑っていきましょう!」(taama)、そう叫んで届けられたラストの“THE TIME IS NOW”。壮大なリズムと心を揺さぶるメロディが、この日詰めかけたすべての人の胸に刻まれたはずだ。(秋摩竜太郎)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。