全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

SOUND OF FOREST 11:05

前代未聞の風景の連続。興奮が止まらない!

お客さんたちでいっぱいのフィールドに響き渡ったイントロ。ついにコムアイ (主演/歌唱)が登場したのだが……なんと雪男イエティに抱えられた牢屋の中に閉じ込められている! 何事が起こったのかよく分からないままスタートしたのは“雪男イエティ”。イエティに抱えられた状態でステージ上を巡りながら歌うコムアイが、とても楽しそう。インパクト抜群の1曲目に早速度肝を抜かれてしまった。

現れたもう1匹のイエティのユーモラスな動きが場を繋ぐ間、急いで着替えを済ませたコムアイ。「途中から見ればいいと思っていた人たち!」、後方のほうに集まってきた人たちをいじったりしつつ、次に届けた“ディアブロ”の盛り上がりもすごかった。お客さんたちは《いい湯だね いい湯だね》《手の指の皮がふやけるね》と歌い、掲げた腕を湯煙のようにユラユラ揺らしながら踊っていた。そして、“シャクシャイン”も披露されたあとに迎えたインターバル。「今日は水曜日のカンパネラなりに、ROCK IN JAPAN FESTIVALという魔の地で何ができるか考えてパフォーマンスしてます」、やる気満々のMCを挟んで“ラー”がスタート。この曲が流れているCMでお馴染みのキャラクターやダンサーたちと一緒に踊りまくるコムアイはもちろん、《Your Justice》というかけ声を上げて飛び跳ねる観客もハジケまくっていた。
とにかく見どころだらけのまま駆け抜け続け、辿り着いたラストを飾ったのは“桃太郎”。「あたしが中に入っていると思って後ろまで運んで!」、フィールドに投入された透明の巨大風船、ブルーとピンクの風船が激しく人々の頭上で跳ねまわる風景にワクワクしながら終演を迎えた時、ものすごい熱気が周囲一帯に漂っているのを感じた。(田中大)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。